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最近、あちこちのブログで、弁護士増員に対する賛否両論の意見を目にする。 弁護士の立場で、前向きに考えよう。 弁護士が関与する分野の主なものとして、民事の争いごとがある。 で、弁護士が増えると、今まで泣き寝入りしていた人も、立ち上がることができる。 敢えて悪い言葉を使うと、ケンカを吹っかけようとする側に弁護士がつくことが容易になる。 そうすれば、そう、相手方の弁護士になる機会も増えるのだ。 Aさん「Bに友達の前で無茶苦茶ひどいこと言われた。腹が立つけど、こんなことで、調停や裁判なんてなぁ。」 甲弁護士「あきらめる必要はおまへん(※何でいつもエセ関西弁なんだ。)。名誉毀損で慰謝料請求しまひょ。内容証明郵便での請求は1万ポッキリ。調停や裁判は着手金安くしときまっせ。その代わり、取れたお金の3割もらいます。」 Aさん「そんなんで、やれるなら、頼みます。」 甲弁護士「慰謝料、ちょっと多めに、300万円くらい請求しときまひょ。」 Bさん「ひょえぇ〜!あんな程度のことで、Aの弁護士から内容証明が来た。どうしよ。」 乙弁護士「こりゃたいへんだ。こっちも弁護士つけないと、エラいことになりますよ。交渉だけなら5万円でどうでしょ。調停や裁判になったら、きちっとお金もらいますけど。」 Bさん「5万円か、痛いな。でも、頼みます。」 Aさん「Bにも弁護士がついて、『払わん!』って内容証明郵便がきた。」 甲弁護士「交渉の余地なしですな。ほな、訴訟にしましょ。着手金は、おまけして15万円でね。ほかに印紙代ちょうだい。」 Bさん「しょえぇ〜、今度は訴状が届いた。」 乙弁護士「ありゃ、裁判起こされたなぁ。ほっといたら、負けて300万円払わないけなくなりますよ。訴訟なんで、ウチの事務所の基準で着手金30万円ね。あ、これ裁判に負けても戻りません。ちなみに、成功報酬は、300万円から、いくら減らしたかで計算します。」 Bさん「なんか納得できないぞ。でも、仕方ないな、お願いします。」 裁判所「最近、こんな訴訟ばっかだなぁ。請求棄却じゃ。」 Bさん「やった!勝った。」 乙弁護士「全面勝訴なので、ウチの事務所の基準では成功報酬が60万円になるのですが、勉強させてもらって30万円でどうですか。」 Bさん「・・・。」 Aさん「負けちゃったじゃないですか。」 甲弁護士「裁判官に、こちらの主張を理解してもらえなかったなぁ。控訴しましょう!」 Aさん「もう、いいです。」 丙弁護士「Aさん、弁護過誤で、甲弁護士を訴えませんか。ついては、着手金10万円でどうですか。」 どうです?弁護士が増えれば、こんなことも十分考えられますよ。 ちなみに、アメリカでは、人の良い弁護士は、「アイツは弁護士なのに、いい奴だ。」と言われるそうです。 就職にあふれた新人弁護士さん、同じく就職にあふれた新人弁護士さんを誘って、2人で弁護過疎地に別々の法律事務所を開きましょう。 新たな需要を掘り起こしましょう。 (こうした発想は、民間企業であれば、当然のことなんでしょうな。) 日本の人口は減少してきますけど、弁護士どんどん増えます。 お客さんの奪い合いです。 これから弁護士になられる皆さん、社会の隅々まで法治主義を行き渡らせるという司法改革の理念を実現するために、訴訟社会を作っていきましょう。 う〜ん、我ながら、ブラック過ぎる。 私は、大学生のときに行政書士試験に合格している。 行政書士というのは、お客さんからお金をいただいて、官公庁に提出する書類を作成したり提出したりする仕事である。 行政書士事務所を構え、立派に経営を成り立たせている行政書士さんもたくさんいる。 入管業務などに特化し、かなりの収入をあげていらっしゃる行政書士さんも知っている。 併せて土地家屋調査士の資格もとり、業務に生かしている行政書士さんもいる。 だが、そこまで成功するのは、並大抵の努力では済まない。 私は、行政書士で食っていく自信も無ければ、勇気もなく、また、その才覚もないと思っていたので、この資格を生かそうとは考えず、素直に公務員になった。 弁護士も大量増員されれば、弁護士資格だけで飯を食うためには、並外れた努力と才覚が必要となるんじゃないかと思う。 そうした時代になったときに、多額の授業料と数年間を費やして、法科大学院に進学しようとする人が、存在し続けるだろうか。 昨今では、司法研修所を出た後、いきなり独立開業する弁護士は極めて少ない。 ほとんどが、勤務弁護士となる。 いわゆる町弁の事務所であれば、いわゆるボス弁が、事件の処理の仕方から報酬の請求の仕方まで、いろいろ教え込み、勤務弁護士を一人前の弁護士に育てる。 徒弟制には批判もあるが、合理的な面もある。 以前は、3〜5年間勤務弁護士を経験した後、勤務先の事務所を出て独立開業することが多かったが、最近では、勤務先の法律事務所で共同経営者となるケースも増えている。 いわゆる大手渉外事務所とよばれる法律事務所では、毎年たくさんの勤務弁護士を採用する。 しかも、良い人材をたくさん集めたいので、給与もいい。 その代わり、勤務時間も長く、競争も激しい。 渉外事務所に採用された勤務弁護士について、私は、『鳴り物入りで入団したプロ野球選手は、1年目はそこそこの年俸をもらうが、活躍しなければ年俸は上がらず、「育たない。」という烙印を押されれば、契約の更改はない。』という厳しい世界のイメージを持っている。 もちろん、自分の適性を見極め、自分から進路変更をしていく弁護士も多い。 いわゆる大手渉外事務所と呼ばれる法律事務所は、事務所の統廃合を繰り返しながらどんどん巨大化し、また、寡占化が進んでいくんじゃないかなと思う。 新人弁護士が増えても、取りあえず雇用の受け皿になってくれるんじゃないかな。 一方、町弁の法律事務所では、経営に余裕がなくなり、新人弁護士の雇用の受け皿としては、先細りになっていく気がする。 民間企業や官公庁で採用を増やしてくれれば良いが、まだまだ扱いにくい人種と思われるかもしれない。 あ、この記事のテーマは、「前向きに考えよう」だったっけ。 |
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日本人と規制緩和
最近、外資系(正確には社長らトップが外国人の会社)のサラ金会社に対して過払金返 ...続きを見る |
弁護士のため息 2006/05/04 16:03 |
法科大学院を出て、弁護士になっても、月22万円とは あとがき
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しまなみ法律事務所(愛媛弁護士会所属) 2006/05/07 15:16 |
昨今の勤務弁護士事情
昨晩,ある若手弁護士と食事をした際,「ボスから,『事務所を辞めて欲しい』と迫られ,困っている」との悩みを打ち明けられた。彼女は決して無能な弁護士ではないが,少し要領の悪いところがあるためか,直情型のボスと合わないようだ。弁護士登録から約半年しか経過していないだけに,少しかわいそうな気がした。見切りをつけるのが早過ぎる。私は,彼女に対し,「ボスに頼んで,もう少し勤務を続けた方が,お互いのためになる。今,移籍すると,あなたもボスも評価を落としかねない。頼んでも駄目なら,私が知人の事務所を紹介してあ ...続きを見る |
社外取締役の「私が正しい!」 2006/05/11 21:17 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
>勤務先の法律事務所で共同経営者となるケースも増えている。 |
ぴんくどるふぃん 2006/03/07 11:48 |
ぴんくどるふぃんさん、こんにちは。 |
PINE 2006/03/07 12:02 |
さっそくのお返事ありがとうございます。 |
ぴんくどるふぃん 2006/03/07 13:05 |
ウチの周辺の法律事務所だと、目指す方向性の違いなどから、事務所が分裂することが多いです。 |
PINE 2006/03/07 14:37 |
昨日たまたまNHKの「クローズアップ現代」で弁護士の増員について取り上げていましたね。弁護士の増員は主に大企業の要請で推進されているというのは、以前にも聞いた通りでしたが、地方にも弁護士に来てもらうよう、弁護士会も色々取り組みをしているのが紹介されていました。 |
かかし 2006/03/07 15:40 |
過払金返還請求は、ほぼ確実に回収できる良い仕事です。 |
PINE 2006/03/07 15:52 |
PINE先生に伺いたい事があるのですが、 |
法学徒 2006/03/07 20:56 |
ある程度ベテランの弁護士になると、「さばききれない」ということはあります。断る弁護士もいるし、イソ弁を雇ったり、事件を若手に回したりする弁護士もいます。 |
PINE 2006/03/07 21:16 |
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