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またM.T.さんに毒舌と言われそうだ。 でも、こちとら育ちが悪いんでぃ。 東京新聞より。 弁護士を増やすことだけが、司法改革のような様相を呈してきた。 日弁連新会長 改革後退は許されないすごいぞ、東京新聞。 満を持して登場だねぇ。 日本弁護士連合会の新会長を決める選挙では、「安定した生活をしたい」という多くの弁護士の本音が噴出したようだ。この一文を見ただけで、もう東京新聞のスタンスがわかる。 弁護士に対する悪意や憎悪に満ち溢れている。 弁護士という仕事を選んだら、「安定した生活をしたい」と望むことは間違いなのか。 弁護士である私は、「安定した生活をしたい」と望んだらいけないのか。 わしらって、いったい何や? 誰なら「安定した生活をしたい」と望んで良いのか。 高給をもらっている新聞社の従業員なら良いのか。 「安定をした生活をしたい」と思わない人間がいるのだろうか。 司法改革の理念を理解していない鳩山邦夫法相の「多すぎる」という軽はずみ発言も後押しした。筆者は、何げに「軽はずみ」という自己の評価を織り交ぜている。 姑息なやり方だ。 だが、二百余ある地裁・同支部のうち半分近くは管轄区域内に弁護士が多くても三人だ。じゃあ、何人必要なの? 4人?10人?100人? そんなに、みんな、弁護士に仕事を頼んでくれる? 仮に需要がなくても、弁護士はいなくてはいけない? 「弁護士資格を得たら、必ず弁護士として暮らしていけるよう参入規制すべきだ」とも聞こえる増員反対論に共感する一般国民は少ないだろう。カギカッコで括ってあるので誰かの発言かと思ったが、「とも聞こえる」という文で逃げを打った筆者の感想だろう。 再び言う、姑息なやり方だ。 さぁ、次はいよいよ、最大の突っ込みどころ、クライマックスだ。 「生存競争が激化し、人権擁護に目が届かなくなる」−こんな声も聞こえるが、余裕があるからするのでは人権活動と呼ぶには値しない。余裕がなくても人権活動をしろ、か。 生活に余裕がないのに他人に施しをしている人間がいたら、私は、「まず自分の生活を安定させなさい。」と言う。 東京新聞から見れば、私は、異常な感覚の持ち主だったのだ。 ついでにいうと、ボランティアにいそしんで美容院の経営を悪化させた女性を諭した某カウンセラーも、異常な感覚の持ち主ということだ(ま、この件は、そもそも前提から 筆者の文を読むと、余裕のある人間がするのは、例えそれが人権活動としての外観を有していたとしても、真の「人権活動」ではないともとれる。 確認をしたわけではないが、東京新聞は、あとで出てくる新聞協会の一員だろう。 そんな東京新聞に籍を置く筆者は、きっと、給料なんかはもらわず、私財のすべてを投げ打って、表現の自由のために働いているんだろう。 立派だね、頭が下がるね、涙が出そうだ。 「法の支配」が確立するには、弁護士が高みにいて出番を待つのではなく、社会の各場面に自ら出向かねばならない。弁護士増員は司法改革の要であり、職域拡大は自らの努力と才覚にもかかっていることを忘れないでほしい。職域拡大が自らの努力と才覚にかかっていることは、確かに、そのとおりだと思う。 だから、若手弁護士は、必死になって過払請求請求訴訟をやったり、何か儲かりそうな分野を血眼になって探している。 そういう意味では、名誉毀損の慰謝料が高額化している折、もっと若手弁護士は、マスコミ相手の名誉毀損事件に積極的に取り組むべきだ。 とにかく、若手弁護士のみんな、マスコミ相手に訴訟を起こしてみようではないか。 だが、「高み」(この言葉も非常に悪意を感じるのだが)にいて「出番を待つ」のではなく、「社会の各場面に自ら出向」けというご指示には、こういう条文があることも覚えていてほしい。 弁護士法弁護士法 で規定されている弁護士の職務は、「依頼」や「依嘱」が前提となっている。 弁護士は自分で事件を作り上げてはいけないのだ。 東京新聞の主張は、東京新聞と同じレベルの言葉で言わせてもらえれば、弁護士はもっと「事件あさり」をせよということだ。 事件の匂いを敏感に嗅ぎ取り、当事者を炊き付けて「依頼者」に格上げさせ、自らの仕事に結びつけるのだ。 嗅覚という点では、暴力団や事件屋を見習わなくてはならない。 ま、もっとも、真面目な話、弁護士としては、暴力団や事件屋に事件を依頼する人が出てこないようにしなくてはならない、ということはある。 それにしても、お客さんが来るのを待っている世間のお店は、みんな「高み」にいることになるのだろうか。 東京新聞では、竿竹を置いているホームセンターは「高み」にいて、「た〜けやぁ〜、さおたけぇ〜」と街中を走り回っている販売車こそ素晴らしい。 ところで、新聞は、公正取引委員会の告示「新聞業における特定の不公正な取引方法」で、値引き販売が禁止されている。 いわば、自由競争が排除されているのだ。 で、たびたび見直しの議論が出てくるのだが、新聞協会は反対している。 平成17年11月2日には、このような声明が新聞協会から出されている。 当然のことながら、各新聞社が、この声明を批判的に検討することはありえない。 だから、新聞社の連中にいろいろ言われたくない、のである。 新聞社の連中は、自分たちの主張が「国民の声」のような態度を取ることがあるが、偽善もいいとこである。 高い購読料を払って広告だらけの新聞を読まされている我々国民の利益はどうなるのだろう。 各新聞社が社長以下全従業員の報酬や給料を半額ににして、国民の知る権利のために、購読料を半額程度にはできないのだろうか。 ところで、私が、「アンタたちに言われたくない。」で取り上げた日本経済新聞社の記事について、これまで、あちこちの弁護士のブログで取り上げられている。 その中でも、黒猫さんのブログの「弁護士はロボットではありません。」という記事は、直情型の私のブログと違って、冷静な論調だ。 弁護士費用も,弁護士が約100万人もいる割には訴訟コストの高いアメリカを見ればわかるように,法曹人口が増えたからといって必ずしも安くなるわけではありません。そうだよねぇ、いろんなところでアメリカが引き合いに出されるけど、アメリカの弁護士費用が安くてお値打ちなんて話、聞かないもの。 むしろ、訴訟コストがバカならないって話の方が多いと思う。 普通の弁護士では安いけど信用できず,一方で実績や知名度のある弁護士に頼めば高い費用を取られるという傾向は,今後ますます顕著になるでしょう。この分析には、激しく同意だ。 それが、ある意味、市場原理なのだ。 実績や知名度のある弁護士は、より高い報酬を得ることができるようになるだろう。 弁護士に市場原理を導入しようとする一方で、マスコミは公的な役割も担わせようとするが、ここに無理がある。 市場原理からみれば、「儲からない仕事」を「儲かる仕事」にするしかない。 法テラスの常勤弁護士にベテランが寄り付かないのは,労働条件が極めて悪い(ただでさえ,任期満了後の仕事の保障がないという悪条件が存在する上に,管理職扱いで残業代もつかず,弁護士の義務である委員会等への出席も有給休暇で行けと言われる始末だそうです)からです。ええええええっ、法テラスの常勤弁護士って、委員会に出席するのに、有給休暇をとらされるの!!!??? 法テラスって、弁護士の公益活動は、弁護士の仕事ではないって考えているんだ。 ひでぇ組織だ。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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余裕があるからするのでは人権活動と呼ぶには値しない
いやあ、東京新聞の社説がやってくれました。日経すらかわいく見えてしまうほど、ひどい、というか、たちが悪い。日経のようにネオリベ丸出しでやってくれるとまだ批判できるけど、人権を標榜して批判するんだから。 しかし、こういう「人権マッチョ」ともいうべき発... ...続きを見る |
ろーやーずくらぶ 2008/02/14 00:31 |
悪質極まりない!世論誘導社説
先週末は関西イベントに出向いた関係で新聞社説をチェックできなかったのですが、先日行われた日弁連会長選挙に関する昨日の朝日社説は救いようがないものでした。いや、朝日だけでなく、大手、地方新聞(2月9日日経=リンク切れ、2月10日毎日、新潟日報、福島民友、2月13日中日)の社説も似たり寄ったり。大手になるほどヒドい論調でした。 とりわけ大手紙社説に共通するのは、「国民が望んだ司法改革路線を覆すような弁護士の姿勢を激しく非難する」論調です。まずは新聞社に聞きたい。国民が本当に司法改革を望ん... ...続きを見る |
高野 善通のブログ2 2008/02/18 16:19 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
あまりのことに、怒りに震えて、自分のブログに東京新聞への恨み言を書き連ねて、こちらを見にきたら、ちょうどPINE先生も書き終わったところだったようで。 |
てんぐ(58期) 2008/02/13 20:28 |
あ、怒りのあまりご挨拶を忘れてました。 |
てんぐ(58期) 2008/02/13 20:57 |
てんぐさん、こんにちは。いや、もうホント笑うしかないですね。現在の国選や扶助は、てんぐさんくらいの期の弁護士の献身的な努力で支えられている面が大きいのに、心を折られることばかりですね。 |
PINE 2008/02/13 21:23 |
「毒舌」最高ですよ! |
M.T. 2008/02/13 22:00 |
(続き) |
M.T. 2008/02/13 22:02 |
>結局、世間知らずなんでしょうね。 |
PINE 2008/02/13 22:29 |
新聞社が自由競争を語る資格がないのは明らかだ。特殊指定以上に、記者クラブ制度の存在がその証左。記者クラブ制度は、新聞の記事の材料集めそのものについての談合だから。取材力がない記者でも特オチしないための馴れ合い以外の何ものでもない。 |
アルブレヒト 2008/02/13 23:31 |
アルブレヒトさん、記者クラブ制度は私もおかしいと思います。自治体によっては、無償で場所を提供しているようですし。 |
PINE 2008/02/14 06:48 |
アルブレヒトさんへ |
M.T. 2008/02/14 08:05 |
マスコミの医師たたきも |
医師 2008/02/14 20:27 |
お医者さんは耐え忍ぶ人種ですので、マスコミにいいようにやられてしまいますね。 |
PINE 2008/02/14 21:36 |
>お医者さんは耐え忍ぶ人種ですので、マスコミにいいようにやられてしまいますね。 |
M.T. 2008/02/15 06:07 |
日弁連は、何もしてないないですからね。 |
PINE 2008/02/15 09:34 |
>法曹の一翼である弁護士会の路線変更は国民(=経団連)待望の司法改革を危うくする。 |
ウンチク 2008/02/16 15:31 |
居酒屋の親父さんの感覚が、普通の人の感覚だと思うんですがねぇ。 |
PINE 2008/02/16 16:18 |
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