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help リーダーに追加 RSS これはこれで、突っ込みどころ満載なのだが。

<<   作成日時 : 2008/05/22 19:17   >>

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毎日新聞には、いろんなものが載るなぁ。

あ、もとはサンデー毎日だし、いろんなものが載ることを非難しているわけではなくて、それはそれで良いと思う。

岩見隆夫のコラム『サンデー時評:「軒弁」のことを知ってもらいたい』 魚拓

 「このままでは、医療過誤と同じように弁護過誤がどんどん増えてくる」

 と法務省高官から恐ろしいような話を聞いた。うわさには聞いていたが、やはりそうだったのだ。

 弁護士資格は持っているが、役に立たない、能力のない若い弁護士が毎年送り出されている、ということらしい。それでは法治社会の基礎が揺らぎかねない。
お医者さんからは、「『医療過誤と同じように』って、何じゃい!」という突っ込みが聞こえてきそうだが、それは置いておいて。

『法務省高官から』ってのが、なんだか、笑えるねぇ。
法科大学院がちゃんとした教育をしていないと言っているようだ。

文部科学省の官僚は、法科大学院の倍率が下がったことについて、新司法試験(法務省所管)の合格率の低さを問題にしているが、法務省と文部科学省の間の微妙な空気が読めて、おもしろいわ。
『文部科学省は「顧みる」という言葉を知らない。』

 一生のうち、弁護士の世話にならない人のほうが多い。しかし、もし不当な被害を受け、自力で解決できない場合は、法律専門家の弁護士に救済をお願いすればいい、とだれもが頼りにしている。そのめったにない弁護依頼に過誤の恐れがあるというのでは、たまったものではない。
たいへんしつこいが、弁護士の質について、朝日新聞は、こう言っている。
『どのくらいの質が弁護士に求められるかは時代によっても違うだろう。』


 八年前から鳴り物入りで始まった司法制度改革は、裁判員制度と法曹人口増員計画が二本柱である。どちらも不安がつきまとっているが、前者がメディアでもにぎやかに議論されているのに対し、後者はほとんど関心が持たれていない。
そうかぁ???
メディアは、法曹増員大合唱じゃないか。

〈現在の法曹人口が、我が国社会の法的需要に十分に対応することができていない状況にあり、今後の法的需要の増大をも考え併せると、法曹人口の大幅な増加が急務となっているということを踏まえ、司法試験の合格者の増加に直ちに着手することとし、法科大学院を含む新たな法曹養成制度の整備の状況等を見定めながら、平成二十二(二〇一〇)年ころには司法試験の合格者数を年間三〇〇〇人程度とすることを目指す〉
私の公務員経験から言うと、役所の作る文書というのは、まず誰かが決めた結論があって、それにもっともらしい理由をくっつけなければならず、出来上がったものを見ると、当然、もっともらしい理由が並んでいるのである。
で、『我が国社会の法的需要に十分に対応することができていない状況』も、『今後の法的需要の増大』も、『法曹人口の大幅な増加が急務』も、きっと誰もちゃんとした検証をしないまま、こうした文章ができあがるのである。
そして、文章が一人で歩いていくのである。

 法的需要が増えているから、大幅増員が急務という閣議決定は見通しの誤りだった、ということになる。新人弁護士はまず〈イソ弁〉(居候の意。弁護士事務所に籍を置いて給料をもらい修練を積む)になるのが普通だが、いまは〈軒弁〉がやっとだ。机一つだけ置かせてもらい、給料は出ない。

 それにもあぶれると、仕事を探して企業回りなどをしているが、企業側にもほとんど需要がなく、失業状態だという。数よりももっと深刻なのは質の低下で、法科大学院の中身にも問題がある。さきのベテランは、

「表面的な受験用の知識だけになっていて、法の思想、精神といった最も大切な原点が身についていない。知識のほうも教師不足でバラツキがあるようだ。困ったことになっている」

 と言うのだ。しかし、数の要請が先行して、大学院の修了も司法試験の合格も雑になる傾向がみられる、という話も聞いた。
軒弁にもなれなくて『仕事を探して企業回り』をしている弁護士なんて、いるのか!?
いわゆる、飛び込み営業だわな。

「なんか事件ありませんか?」とか「トラブルが起きた時のために、顧問料払って、私を顧問弁護士にしませんか。」なんて、やってるのだろうか(笑)。
後者の場合、なんとなく、暴力団のみかじめ料に通じるものを感じるのは、私だけだろうか。

 なぜこんなことになったのか。閣議決定のもとになったのは司法制度改革審議会(会長・佐藤幸治京大名誉教授、委員は作家の曽野綾子さんら十二人)の意見書で、二〇〇一年六月に提出されている。
ミスター法原理 デター━━━(゚∀゚)━━━!!!!!

 審議会の議論には増員をめぐり積極、慎重の両論があって、佐藤会長や中坊公平委員(弁護士)らの積極派は、

「弁護士人口五万〜六万人を十数年後に実現するために、とりあえず年間三〇〇〇人の養成を目標にすべきだ。これはミニマム(最小限)の数字である」

 と強く主張し、慎重派は、

「増員には賛成だが、質の確保が必要で、一気に三〇〇〇人というのは無理だ。法科大学院の整備状況などを見定めながら、段階的に増やすのがいい。当面は一五〇〇人か二〇〇〇人がせいぜいではないか」

 と三〇〇〇人案に反対した。しかし、中坊さんらは、

「法曹人口が過剰になってくれば、社会が自ずと調整して増加に歯止めがかかるものだ」

 と譲らなかった。慎重派のほうが多数だったが、押し切られた形になったという。
『社会が自ずと調整して増加に歯止めがかかるものだ』って、どゆこと!?
まさに、今の、こうした状況のこと!?

中坊氏は、いろいろあって、今はもう、弁護士ではない。
再び弁護士登録をしようとしたが、非難の嵐だった。
自ら弁護士バッチを外して、増加の歯止めになったのか。

 誤りがあれば早々に直すのは当然だ。しかし、そういう動きにはなっていない。〈法曹のあり方を考える若手議員の会〉のメンバーの一人は、

「役人は一度決めたことは、まずいと思っても絶対に変えようとしない。この習性はなんとかならないものか」

 と嘆く。しかし、放っておくわけにはいかない。質の悪い〈軒弁〉が増えていくような法治国家の将来は心配このうえないからだ。
誤解をしてもらいたくないのだが、[軒弁=質が悪い]ではない。
[軒弁=就職できなかった=質が悪いからだ]という思考ルートなのかもしれないが、イソ弁だろうが、軒弁だろうが、即独だろうが、優秀な弁護士もいれば、無能な弁護士もいる。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
相変わらず,PINE先生はホウゲンリコウジ萌えなのですね(笑)

昔から劣悪な弁護士がたくさんいたけれど,それがそれほど目立たなかったのは,日本の裁判所が,勝たせるべき当事者を勝たせるというパターナリズムに基づき,積極的に釈明権を行使してきたからでしょう(民事)。これは,言ってみれば,弁護士の腕の悪さ(そもそも弁護士を雇わない人だっている(=本人訴訟))を税金でカバーすることと同じです。

法曹人口増員に当たっては,本来,このような裁判所の姿勢についても,より税金負担が軽い形にする(=弁護士の腕によって勝ち負けが決まりやすくなる=釈明権行使は抑制的にする)こともあわせて論じられていたと思うのですが(司法の市場主義化),裁判所はいまだにおバカな弁護士(を雇う当事者)に優しいですよね。それが良いことか悪いことか,私には全く分かりませんが。
ねどべど
2008/05/23 02:19
そのうち、法原理機関なんて言葉、誰も知らなくなるのでしょう(笑)。

ねどべどさんご指摘のとおり、裁判所って、概して優しいですよね。(裁判官にもよりますけど。)
PINE
2008/05/23 09:33

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